幻の福原京― 神戸市兵庫区福原 ―
-
治承4年(1180年)6月~同年11月まで、わずか半年だったが、福原遷都として兵庫福原の地に都があった。それはどこだったのか、兵庫区荒田町から中 央区楠町あたりと想定していた。神戸大学医学部付属病院の駐車場整備事業でその遺跡と思われる濠ややぐらの土台部分と思われる遺跡が発掘された。伝承は正 しいと思われる。
歴史散策として、荒田公園と荒田八幡神社の、清盛の異母弟平頼盛別邸跡を見た。平坦な公園、一段と高い神社境内、確かに貴族の別荘の地としてふさわしい。安徳天皇・高倉上皇の行宮があった地として石碑が立っていた。
平清盛の「雪の御所」という別邸は湊山小学校の場所だったという。そこへ立つと小高い築山のような湊山、続く六甲山系の緑の山京都の北山を思わせる。
福原の京は、やがて平家都落ちの時、焼き払われてしまった。
平家物語では、福原遷都を口を極めて非難している。「平家」の作者の立場がはっきり示されている。
NHKの大河ドラマ「源義経」に福原京はどう扱われるか、後白河天皇の「雪の御所」訪問と共に楽しみにしている。

文:佐野 良
| 写真提供 | 「兵庫県教育委員会埋蔵文化財調査事務所」 |
|---|





































