旧居留地十五番館― 神戸市中央区旧居留地 ―
神戸市立博物館の西側にひときわ目立つハイカラな洋館がある。これが十五番館である。開港を迫る諸外国の圧カにより、幕府は神戸を開港することにし、それとともに慶応3年、外国人居留地が開設された。北は西国街道、東は生田川、西は鯉川そして南は海岸で囲まれた四角な土地に外国人を囲い込むためのものである。
英国人ハントが設計した街路は今日も整然としており、中央に京町筋、その西が浪花町、その西が播磨町、明石町と町名のつけ方も面白い。因みに東は江戸町 で、伊藤町は初代県知事の伊藤博文に敬意を表したものだという。
それぞれの商館には番号があり、メリケン波止場側の農業会館のある所が1番で博物館は13 番である。大丸は36番から43番の跡で、六甲山を開いたグルームさんの館は101番で、彼は山上の別荘にも101の番号をつけていたといわれる。
旧居留地でただ一つ当時の姿に復元され残っているのが十五番館である。1880年ごろアメリカ領事館として建てられ、その後商館として、所有者が幾度も変 遷し現在は㈱ノザワの所有になっている。平成元年、重要文化財に指定されたが今度の大震災によって全壊してしまった。重要文化財であるため建築当時の材 料、技法によって慎重な復元工事が行われ、平成10年4月に再建された。一階はレストラン、二階は喫茶になっているので誰でも入れる。博物館の帰りに立ち 寄ってみてはいかが。
文:廣川 幾雄
| 関連サイト | 神戸旧居留地 |
|---|---|
| 神戸guide:元町・旧居留地 | |
| モダンな町、神戸・居留地 |





































