シュラインロード― 裏六甲 ―
六甲山系を南から登る六甲越えのこの道は、江戸時代中期に北摂から灘へ出る道として開かれ、唐櫃道、行者道などと呼ばれていた。この山道を通る人はよく野 盗や追い剥ぎに襲われて命を落とす人も少なくなかった。これら犠牲者の供養のため、1825年地元の人達によって、道端に33体の観音様が祀られた。
願主の名を見ると丹波の杜氏、兵庫の魚屋、五社の酒屋、三木の金物屋など、色々な職業の人がこの道を利用していたことがわかる。
明治に入り六甲山上に外国人が住むようになると彼らはこの道を好んで歩きシュラインロードと呼ぶようになり、現在もその名で呼ばれている。
神鉄唐櫃台で下車、神戸北高の脇を通って高速道路の下をくぐると東山橋に着く。
清流ぞいの山道をしばらく歩くと、やがて亥鼻滝が見えて来る。この先赤松の林が続き、大松というところを左に曲がり裏六甲ドライブウェイと交叉する所に石の鳥居がある。

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ドライブウェイを横断し登山路に入るが、入ってすぐ左側に11番の観音堂がある。以後右に左に12、13、14番と続くが、道より少し奥に入った所にある ので、よほど注意深く探さないとつい見逃してしまう。20番25番と探していくうちに道は平らになり、山頂近くの33番に到着する。さて観音堂は11番か ら始まっていたが、10番以前は鳥居からドライブウェイを西へ5分の山側に1番から8番がまとめて祀ってある。道路工事の際、移動を余儀無くされた仏様を 一箇所にまとめたのだろう。次の9、10番は石の鳥居の東側の笹薮の中にかくれている。六甲山33箇所の観音様を一日で参拝してみませんか。
文:廣川 幾雄
| 関連サイト | 地獄谷逢山峡コース |
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