無動寺― 神戸市北区山田町 ―


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丹生山田の里に無動寺がある。
参道の両脇には木立が広がり、その下の苔の緑が美しい。
本堂・鐘つき堂・庫裡(くり)が建物である。鐘は福を招くとか。美しいのは庫裡の屋根だ。東北から葭を運んで葺いたという。国指定の重要文化財の仏像五体。特に聖徳太子が鳥仏師に刻ませたという言い伝えを持つ大日如来座像は、堂々として見る者を圧する。釈迦如来像・阿弥陀如来像・不動明王像・十一面観音立像などは、藤原時代の美しい仏様である。その他に県指定重文の阿弥陀如来座像もある。


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無動寺はもともと「福寺」といい、地名の福地もこの寺から付けられた。廃仏捨釈の明治八年に福寺の末寺の無動寺をとって今に伝えていると、地元の人に聞いた。
寺の鎮守社として若王子神社があり、社殿は室町時代の建物で国指定の重文である。
丹生山田の里は土地文化環境保存地域に指定されている。
『椿落ち苔に浄火を點(とも)しけり』 兵庫 若葉会 細見しゅこうの句碑がある。
文:佐野 良
| 近郊の見所 | 六條八幡宮 |
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