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神戸で世界各国のお正月文化に触れてみよう!

神戸は国際色豊かな都市です。神戸港の開港以来、様々な国の方々が神戸で生活し、またそれぞれ自国の文化を大切に守り現在に至っています。

大きなイベントとして毎年大勢の方々が訪れる、中国のお正月祭り「南京町春節祭」(2007年は2月18日、23日、24日、25日)はもちろん、各家庭やお店でも各国のお正月が覗けるようです。「今年はちょっと違うお正月を」と考えられている方は、多国のお正月のエッセンスをちょっと取り入れて一味違ったお正月はいかがでしょうか。

今回の特集コーナーでは“お正月”にスポットをあて、神戸在住の外国人の方々に自分の国のお正月を紹介してもらいました。

※お正月文化は国、地域、宗教などによって異なります。当特集では独自調査とインタビューによってコンテンツを作成しています。
   国旗、または国名をクリックすると該当の国の説明を見ることが出来ます。
中国 インド 韓国 イラン 日本

中国のお正月 日程:2月18日 (初一(※)
中国では旧暦の正月(春節)が盛大に祝われます。春節は一家団らんで年を越し、部屋の中にはおめでたい年画を、門や戸には「春聨(ツゥンリェン)」と呼ばれる赤い紙に縁起の良い言葉を書いたものを飾って春の訪れを祝います。
「餃子」は縁起担ぎの食べ物としてかかせません。餃子のひとつに小銭を忍ばせ、それを噛み当てた人には幸運が訪れるという遊びもあります。南部では「ニエンガオ」と言われる米の粉で作ったおもちを食べます。

新年を祝う爆竹や、極彩色で迫力のある獅子舞は神戸の南京町でもおなじみです。

「拝年」は新年の挨拶回り、年始回りをすること。 「初一(※」は家族やごく親しい身内で「拝年」を行い「初二(※」、「初三(※」は妻の実家や親戚友人に対して行います。

ご協力:神戸芸術工科大学 シュウ タンさん
(※初一=正月1日目、初ニ=正月2日目、初三=正月三日目
【神戸で行われる中国のお正月祭】

■2007年神戸南京町春節祭
2月18日(日)、23日(金)、24日(土)、25日(日)

詳しくは 南京町商店街振興組合ホームページ:http://www.nankinmachi.or.jp/

インドのお正月
日程:1月1日
インドの人口の大多数を占める、ヒンドゥー教徒のインド歴の新年を祝う祭典は「ディーワーリー」という“光りの祭典”とも呼ばれるお祭りです。ディーワーリーは日本の10月〜11月(年によって異なる)にかけて開催されます。

※今回のインタビューでは、キリスト教徒の方にお話を伺いましたので、ディーワーリーとは異なります。以下、お伺いした内容を記載いたします。

インドでは学校などは12月25日から一週間程度休みですがお正月である1月1日は休みではありません。あったとしても、1日だけです。

クリスチャンは31日に夜中の教会のミサに参加します。帰りにクリスマスケーキ、クッキー、パンなどを買って帰ります。(この日は、特別にパン屋さん・ケーキ屋さんが遅くまで開いています)

1月1日は皆新しい服を着て正月を迎えます。会うと「ナエー・サール・キ・シュバ・カームナエ!(あけましておめでとう)」と挨拶します。

昼ご飯と晩ご飯はお母さんが特別に作ったご馳走です。肉・魚などのカレー2〜4種類、パン・ご飯などと一緒に食べて、デザートにケーキを食べたりします。お酒を飲む人もたくさんいます。

また、家にお客さんを迎えたり、親戚や友達の家を訪れたりします。映画を見に行く人も多いですのでなかなかこの日はチケットが取れません。インドではこれといった特別な遊びはありません。

言い伝えでは「1月1日にやったことは一年中続くので、できるだけ良いことをしましょうね」と言われています。

ご協力:NPO法人多言語センターFACIL サニーフランシスさん
韓国のお正月 日程:2月17日〜2月19日
韓国では、西暦と旧暦の2度お正月があります。

西暦1月1日は、「新正」と呼び、除夜の鐘を聞いて、初日の出を見に行く人が多いようです。

今でも様々な行事が旧暦に従って行われている韓国では、旧暦のお正月「ソルラル」になると都会に住んでいる人々も故郷へ帰ります。また、日程は中国の「春節祭」と同じです。
ソルラルには、祖先の霊を祭り、目上を敬う為に大事とされる「茶礼(チャレ)」が行われます。民族衣装を着て先祖のお墓参りをし、親戚で集まります。

日本のお雑煮のように、日本でもおなじみの「トッグッ(韓国風の雑煮)」を食べます。韓国でも正月には餅を入れた雑煮を食べる習慣があります。韓国では餅を「トッ」といい、古くは祭礼などにも用いられていました。

またソルラルには伝統的な遊びである「ユンノリ」と呼ばれるすごろくをします。もともとは「ユンノリ」で、その年が豊作になるかどうかを占っていたそうです。

ご協力:神戸芸術工科大学 ユ ソンチョルさん
イランのお正月 日程:3月21日〜4月2日
イランのお正月「ノウルーズ(新しい日)」は、日本で言う「春分の日」を指すので、毎年新年を迎える日が違います。

イランでは3つの暦「イラン暦」「イスラム暦」「西暦」が使われており、その中のイラン暦(イスラム教の予言者ムハンマドがメッカからメディナへ移った時を元年とする太陽暦)の最初の日が、ノウルーズとなっています。
イランの正月では「ハフトスィーン」と呼ばれる伝統的な飾り物を各家庭で作ります。 ハフトスィーンとは「7つのS」という意味で、ペルシャ語のSから始まる7つのもの、りんご、酢、にんにく、青野菜、硬貨、香辛料、お菓子などを揃えて飾ります。

また、お正月の飾りの一環で「金魚」を飾る家庭も多いです。金魚は新しい生命の象徴、生命の源という言い伝えがあり、新年を迎えるに際して、昨年の行いを改めて新しく生まれ変わるという意味が込められています。

また、子どもたちは「エイディ」と呼ばれるお年玉をもらいます。そして、親戚の中で一番年上の人の家から年始の挨拶に出かけ、紅茶やお料理(お菓子、ナッツ、果物が中心)を出され、それらを囲んで会話を楽しむそうです。

ノウルーズの終わる13日目は家にいると縁起が悪いとされ、多くの人がピクニックなどに出かけます。 お飾りで使ったサブゼの草をピクニックに持っていき、生えている野草に結ぶと独身女性は将来の伴侶が見つかると言われている習慣があります。 イランのお正月は伝統を重んじ、また家族を大切にするお正月です 。

ご協力:NPO法人 Peace&Nature (ピース・アンド・ネイチャー) バハラム・イナンルさん
神戸(日本)のお正月 日程:1月1日〜1月3日
日本では西暦の1月1日(元旦)からお正月です。 12月31日の大晦日から元旦にかけて、家族とゆっくり年越しそばを食べたり、 除夜の鐘を聞いたりして過ごします。 元旦の日の出は「初日の出」と言われ、一年の幕開けとして多くの人が見ます。夜景が自慢の神戸では、海から浮かび上がる初日もきれいに見ることができます。神戸の北に位置する六甲山のお気に入りのスポットに出かける人も多くいます。
また、料理は「御節(おせち)」や「お雑煮」というお正月独特の料理を楽しみます。 御節の料理や具材は、全て縁起の良いものと関連付けられています。お雑煮は、餅や具を入れた汁物です。地方によって味付けや具、餅の形状に様々な特徴 があります。一般的に関西は味噌仕立て、関東はすまし汁と言われていますが、各家庭のルーツによって様々です。国内・国外問わず、様々な地方の出身者が集まる神戸でも味付けは様々です。 元旦と2日目で味を変えて楽しむ人も少なくないとか。

お正月には伝統的な遊びも多くあります。凧揚げや独楽(こま)回し、羽子板(はごいた)や双六(すごろく)など、 家の内外での遊びが充実しています。また、親しい人と神社に初詣に出かけ一年の多幸を祈ります。神戸では「生田神社」「湊川神社」「長田神社」などは多くの初詣客で賑わいます。もちろん近所の神社を訪れる人もたくさんいます。
【神戸にある神社のホームページへのリンク】
■生田神社 http://www.ikutajinja.or.jp/index1.html
■湊川神社 http://www.minatogawajinja.or.jp/index2.html
■長田神社 http://nagatajinja.jp/html/