
只今、神戸市内で開催中の「神戸ビエンナーレ2009」に行ってきました!
パワーアップした神戸の芸術祭の今年の見どころや会場の様子、各種イベントなどをご紹介します。
コンテナの中で無限に広がるアートの世界

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神戸の芸術文化の発信と振興、さらには、まちのにぎわいを目的とした、2年に1度の芸術文化の祭典「神戸ビエンナーレ」が、2009年10月3日から11月23日まで、メリケンパークをメイン会場に、兵庫県立美術館、神戸港、市街地各所にて開催中です。
2回目の開催となる今年は、前回よりも会場が増え、著名なアーティストの参加や新たな展示やイベントなど、内容もパワーアップ!そんな“期待大”な「神戸ビエンナーレ2009」に訪れ、見て・聞いた現地の様子や見どころをご紹介します。
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【写真1】メリケンパーク会場 ゲートアート 西ゲートのオブジェ<高須賀昌志 《Red heels》>
祭典の華、「アート イン コンテナ」国際展

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「神戸ビエンナーレ」の特徴のひとつとして、一部の展示作品の選定をコンペティション方式で行っていること。
中でもメインコンペティションの「アートインコンテナ 国際展」は会場の華となる展示です。
展示作品は、公募された398作品(2009年)から審査を経て入賞した30作品。
“長さ(奥行)12m×幅2.4m×高さ2.5m”の貨物用コンテナ内部の限られた空間には、立体・映像・音・インスタレーション(体験型)など様々な手法で表現された多彩なアートの世界・・
中には、その豊かな発想と表現力、そこから発せられる力に引き込まれ、その空間を去るのが惜しいような気持ちになるものも。
【写真2】コンテナ内には幻想的な光の世界が・・<伊庭野大輔+藤井亮介 《Walk into the Light》>(上)/作品に触れて、その変化を楽しむものも<齋藤隆太郎+AGITO 《Festival》>(下)

- それぞれのコンテナには、みる者を釘づけにするような映像・・空間を包む不思議で心地よい音・・美しい世界を織り成す光・・静かにメッセージを送る造形物・・触れることで多彩な表情を見せるインスタレーション・・
来訪者を「あ!」と驚かせたり、思わず「うわー!」と声をあげたり、子どもたちを釘付けにするような作品が待っています。
詳しくは、ぜひ会場で見て・聴いて・触れて・感じて、アートとのコミュニケーションをお楽しみください!
また、「神戸ビエンナーレ2009」公式ホームページでは、入賞作品の動画集を公開中。鑑賞前に気になる作品をチェックするもよし。会場で見つけたお気に入りの作品をもう一度見るのもおすすめです。 <アート イン コンテナ国際展 動画集 http://kobe-biennale.jp/_2009/movie/>
【写真3】「神戸ビエンナーレ大賞」受賞作品<戸島麻貴 《beyond the sea》>
注目のアートもコンテナの中で。

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「アートインコンテナ」国際展の他、「現代陶芸」展や「アーティスティックフォト」展、「児童・学生絵画」展など様々な分野のコンペティションが開催、その入賞作品を会場で見ることも。
中でも記者が注目したのは、今回からスタートした「グリーンアート」展。
根っこ付きの生きた植物を用い、“成長・増殖”という生命現象を表す時間を意識したアートを表現するというものです。
今回、会場を案内してくださった、神戸ビエンナーレ組織委員会事務局のお話によると、展示が始まった頃からに比べ、植物が生長し、変化している作品もあるとのこと。
来月、そして閉幕時にはどんな表情になっているのか・・楽しみです!
【写真4】「いけばな未来展」展示作品

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会場に並ぶコンテナの中では、コンペティション作品の他、様々な企画展示作品も見ることができます。
同展示では、アニメーション部門で大賞をとった後、アカデミー賞で短編アニメ映画賞をとるなど、非常に話題となった短編アニメ「つみきのいえ」も上映しています。
中でも特筆すべきは、国内外のアーティストや関係者から注目を集める「文化庁メディア芸術祭」出品作品を鑑賞できること。
映像・アニメ・漫画など様々な視覚的作品がお目見えしています。
【写真5】「グリーンアート展」展示作品<ウメツ マサキ《Floating Field》>(上)/「文化庁メディア芸術祭」受賞作品展コンテナの様子(下)
海辺×アートとのコミュニケーションを体験。

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ポートタワーやベイエリアならではの風景・空間が魅力のメリケンパーク会場では、作品鑑賞の他、海辺のさわやかな風や光のもと、ゆったりと時間を過ごしたり、広場でのパフォーマンスに驚いたり、アートマーケットやワークショップへの参加するのも楽しみ方のひとつ。
また、神戸の人気カフェレストラン「ラフレア」とコラボレーションしたアートカフェ“ラフレアチリンギート”では、オリジナルメニューを味わうのはもちろん、「神戸ビエンナーレ」参加アーティストのトークセッションやワークショップなど、いろいろな人とのコミュニケーションを楽しむことも。
アートの楽しみ方は、多種多様。様々な角度から神戸とアートをマイペースに楽しんではいかがでしょう!?
【写真6】コンテナ2つを利用したカフェレストラン「ラフレアチリンギート」(上)/広場でのパフォーマンスに歓声が・・(下)
■ 主な紹介展示会詳細ページUR
| 「アート イン コンテナ」国際展 | http://kobe-biennale.jp/_2009/compe/ container/index.html |
|---|---|
| 文化庁メディア芸術祭受賞作品展 |
http://kobe-biennale.jp/_2009/kikaku/ bunka/index.html |
| グリーンアート展 | http://kobe-biennale.jp/_2009/compe/ green/index.html |
豊かな海と芸術と・・ -新規展示企画紹介-

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より充実した内容にパワーアップした「神戸ビエンナーレ2009」。
中でも、今年からスタートし、目玉イベントのひとつでもある、「神戸港・海上アート展」と「招待作家展 “LINK-しなやかな逸脱”」をご紹介します。
【写真7】毎便、船着場から手を振って出航する船を見送ってくれる(上)/建造物の間にも作品が・・(下)
港にアートが出現!神戸港・海上アート展(神戸港会場)

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「神戸ビエンナーレ」では“港まち神戸”の特色を活かし、メリケンパーク会場と兵庫県立美術館会場(HAT神戸)の間を船に乗って移動できるのです!
普段はなかなか見ることのできない港からの神戸は表情豊かで、自然の雄大さや人が物を生み出すパワーを感じさせてくれます。
このように船の上から港の風景を眺めながらアート作品を鑑賞できるのが「神戸港・海上アート展」。
【写真8】赤い鉄橋の下をくぐるときは、迫力満点!

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神戸港内の防波堤などに設置された3人の作家作品を、船上から見るという非日常的な鑑賞の形は、とても新鮮です。
日々、刻々と移り変わる天候や光や波など、港の自然に囲まれた作品の見え方や感じ方は、時それぞれ、人さまざま。
さらには、 「港×アート作品」がつくるその風景は、2度同じ表情を見せることはないのかもしれません。
【写真9】港の海にぽっかりと浮かぶ作品<榎忠《Liberty Island》>/船からは、作品と神戸のシンボルや六甲山が重なりあう風景が望める<塚脇淳《KOBEリング》>(下)

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道中の船内では、毎便、様々なパフォーマーがパフォーマンスを行い、お客さんを楽しませてくれます。
そして実は・・この航路は、ビエンナーレ開催中のみ運行する期間限定のルート!
船に揺られながらどんなパフォーマンスに出会えるのか!?これも楽しみのひとつです。
通常の観光船では通らないので、この「神戸港・会場アート展」で出合う風景や体験はとても貴重です。
これはもう乗船必須!?
【写真10】パフォーマーとのからみを楽しむ子どもたち
招待作家展「LINK-しなやかな逸脱」(兵庫県立美術館会場)

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下船先の兵庫県立美術館会場では、神戸・兵庫ゆかりの現代アーティスト12名による作品展を開催。
著名な方から若手までの幅広い作家作品が、ギャラリーだけでなく、回廊や屋外スペースを活用し、展示されています。
本展の現代アート作品は、廃材や金属部品を用いた巨大なオブジェ(榎忠 作)や、作者自らが特定の職業人に扮し被写体となった写真(澤田知子 作)など、多彩なジャンルのアートに触れることができます。
【写真11】建物の間にはどこで見覚えのある灯台が・・(上)/ギャラリー内には平面作品などを展示(下)

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屋外スペースでの展示は、作品の向こう側に見える海沿いの工場や船、空や海とが重なり合う風景がおもしろく、中には、海へ飛び出して行きそうにも見える作品も。
テーマ・表現手法など、作家の独自性と自由な発想が表現されたそれぞれの作品からは、新たな発見、様々な見方や感じ方ができるので見ごたえ十分。
また、訪れた人にしかお伝えできない、秘密のアート作品も!メリケンパーク会場の展示とはひと味違った内容をぜひ。
【写真12】作品によって、メッセージや表現手法も様々(上)/屋外スペースでは、作品と港の風景が重なりあう(下)
■ 神戸港・海上アート展
| 会場 | 神戸港 ※ファンタジー号乗船のうえ、船上より鑑賞 |
|---|---|
| 招待作家 | 植松奎二/榎忠/塚脇淳 | 詳細ページURL | http://kobe-biennale.jp/_2009/kikaku/kaijyo_art/ ※神戸ビエンナーレ公式HP内 |
■ 招待作家展 LINK-しなやかな逸脱(兵庫県立美術館)
| 会場 | 兵庫県立美術館 ギャラリー棟3Fギャラリー、屋外スペース/神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 |
|---|---|
| 招待作家 | 奥田善巳/榎忠/藤本由紀夫/笠木絵津子/児玉靖枝/善住芳枝/岸本吉弘/島袋道浩/國府理/山村幸則/植松琢麿/澤田知子 | 詳細ページURL | www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/biennale2009/ ※兵庫県立美術館 LINK展公式HP内 |
| 榎忠+島袋道浩 スペシャルトーク |
出品作を中心に、親交の深いお二人が語ります。
日時:11月8日(日) 13:00-14:30 会場:兵庫県立美術館 ギャラリー棟1階 ミュージアムホール 聴講無料/定員250名 |
|---|---|
| 児玉靖枝・善住芳枝・岸本吉弘 出品画家によるギャラリートーク | 三人の画家が作品を前にお話します。 日時:11月14日(土)16:00-17:00 会場:ギャラリー棟3階展示室 聴講無料(ただし神戸ビエンナーレ2009の観覧券が必要) /定員100名 |
| 榎忠スペシャル・イベント:祝砲発射!! | 日時:11月15日[日] 15:30頃- 場所:兵庫県立美術館1階 北側通路(屋外) 榎忠作品前 参加無料/定員100名 |
| 詳細ページURL:http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/biennale2009/index.html#a4 お問い合わせ:兵庫県立美術館 078-262-0901(代) |
<取材後記>
今回の取材で、メリケンパーク会場~神戸港会場(ファンタジー号乗船)~兵庫県立美術館会場まで、神戸ビエンナーレ事務局組織委員会の方にご案内していただき、じっくりと鑑賞、アート体験を満喫しました。
みなさまのお楽しみがなくなってしまうので、記事中では、展示作品の内容紹介をあえて控えましたが、パワーアップした「神戸ビエンナーレ2009」、見ごたえありです!
大人の方はもちろん、お子さまも楽しめる展示・イベントも満載です。また、会場内はバリアフリーにも配慮され、スロープやユニバーサルトイレなどもありますので、ぜひ、みなさまで足を運んでみてください。
■ 神戸ビエンナーレをもっと楽しもう! -各種イベント紹介-
「神戸ビエンナーレ2009」では、ご紹介した常設展の他、日時限定のイベントやワークショップ、コンサートを開催しています。その中からいくつかご紹介。幅広い世代の方がアートを身近に感じていただける内容ですので、ぜひ、みなさまでどうぞ。
| 詳細ページURL | http://kobe-biennale.jp/_2009/event/costume_play/index.html |
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| 詳細ページURL | http://kobe-biennale.jp/_2009/event/oto/ |
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| 詳細ページURL | http://kobe-biennale.jp/_2009/event/art_market/index.html |
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| 詳細ページURL | http://kobe-biennale.jp/_2009/event/work_shop/index.html |
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■ 神戸ビエンナーレ 2009
| 公式HP | http://www.kobe-biennale.jp |
|---|---|
| 開催期間 | ~2009年11月23日(月) |
| 会場 | メリケンパーク/兵庫県立美術館/神戸港/神戸市街地各所 |
| お問い合わせ | [ TEL ] 078-322-6490/神戸ビエンナーレ組織委員会事務局 |
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